自閉症児向けの訓練用アプリ『iSEQUENCES』のiPadバージョン発売

Planeta Imaginario Foundation社がiSEQUENCESの新バージョンを発売しました。これは自閉症アスペルガー症候群( Asperger's syndrome )の小児患者向けに開発された教育用アプリであり、日常生活に関連した100のシーケンスで訓練を行うものです。キャラクターの『Tatus』とその友達が教えるというかたちです。 新しいiPadバージョンには、各子供に対してアプリをより適合させるための設定オプションがあります。Androidバージョンでは、子供がタブレット機器でiSEQUENCESを使用できます。これにより、去年にiPadバージョンをダウンロードした40000世帯以上よりももっと多くの家族に、アプリを提供できるようになります。 iSEQUENCES はiTuneとGoogle Playにおいて、10シーケンスが無料またはライト・バージョンで、さらに100シーケンスが有料または完全バージョンで利用可能です。 100の各シーケンスがさまざまな状況を示します。子供は状況を示している絵を正しい順序で並べた後、次に何が起こるのかを尋ねられます。さらに、異なる社会的状況にあるキャラクターを示す60の課題もあります。iSEQUENCESではこの方法を用いて、ASD(Autism Spectrum Disorder;自閉症スペクトラム障害)の人にとって難しいとされる2つの領域「社会的スキル」と「感情認識」の改善に貢献します。iSEQUENCESは治療のサポートツールや、家庭での遊びとして利用することができます。 楽しみながらできるそうなので、その効果もきっと高いでしょう。