ノキアがスマートフォン(Lumia)に翻訳アプリ「Bing Translator」を搭載

ノキアのLumiaユーザーは、テキストと音声を通して言葉や言い回しを翻訳することができます。
 
 
同社はスマートフォンに、音声やテキスト経由で機能する多言語翻訳機を導入しました。翻訳アプリ「Bing Translator」では携帯カメラで撮影した文章を自動翻訳することができます。
 
 
Bing Translatorはテキストと音声を対象とした無料翻訳サービスであり、今のところアラビア語、英語、スペイン語、フランス語、日本語、ドイツ語、および中国語など32言語を翻訳できます。
 
 
Windows Phoneを使用する他のユーザーにとっては、Bing Translatorが無料かつWindows Phoneストアで利用可能というメリットもあります。
 
 
東アフリカで製品マーケティング部門トップを務めるGitahi氏は、同アプリによってユーザーが(特に国外へ旅行したときに)言葉の壁を乗り越えられるようになると述べています。「外国でメニューを見たり、駅や空港の標示を確認したりするとき、慣れない文字や言葉を解釈しようとするとストレスや混乱が生じます。このアプリを用いればカメラを翻訳ツールとして使用できるため、目の前の文字もすぐに理解できるようになります。外国料理のレストランでメニューをぼんやりと眺め、写真で判断するというのはもう遠い昔のことです。」とのこと。
 
 
同アプリはオンライン、オフラインのどちらでも使用できます。翻訳を行う際にはインターネット接続する必要がありますが、それと同時に、Bing Translatorはさまざまな言語をダウンロードできるため、ユーザーは自国を発つ前に行き先の言語をダウンロードすることができます。ボイス機能も搭載していますが、話し言葉を翻訳する際にはネット接続が必要になることがあります。例えば近くの公衆トイレの場所を尋ねる際には、そのことを携帯に話しかければ、スピーカーアイコンとともに文字バージョンが表示されます。翻訳されたフレーズを選択すれば、それが読み上げられます。
 
 
「これさえあれば外国語を覚える必要はない!!」なんて時代がくるかもしれません。