Translate.comが75言語対応のスマホ用翻訳アプリを発売

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翻訳会社Translate.comの最新の携帯アプリを使えば簡単に知ることができます。
同社は本日、 iOS および Android アプリを発売しました。これを用いれば、文書や音声、画像などを75の異なる言語間で翻訳できます。
 
「我々の目標は、みんなのプライベート翻訳者になり、今までは不可能であった会話を促進させることです。我々は翻訳のWazeのようなものであり、ユーザーはそれが大きな変化をもたらした場合にはコミュニティにワンタッチで入れますが、それでも自分自身でAからBへの変換を行うことができます」と、CEOの Anthos Chrysanthouは話します。
 
Translate.com は翻訳に対してクラウドソースのアプローチ法をとっています。その技術は言葉を翻訳しますが、訳文の正確性を確保するために、200万の登録メンバーから成るコミュニティを利用します。ユーザーはコミュニティから質の良い翻訳を引き出せる一方、ヘルプ機能でポイントやバッジを得ることができます。
 
Chrysanthouは「機械とソーシャル翻訳をブレンドし、ユーザーが両方の世界のベネフィットを得られるようにしたい」と述べています。
 
「最も正確な翻訳を提供することで世界へのチャンネルを創出していきます。競合他社が扱うような機械に頼らず、対象言語を毎日話している人々という最適なソースから訳文を獲得します」と彼は話します。
 
翻訳アプリはとくに新しいものではありません。Google Translateはその開始から数年が経っており、 App Store はiTranslate やiHandyなどのオプションでいっぱいです。
 
しかし、この技術はその精密性を年々高めています。音声および視覚認識における進展は、携帯電話に話しかけたり不明な用語の画像を送ったりすることで言葉や文章を翻訳するという方法をさらに強化しました。
 
Waygoのモバイルアプリではスマートフォンのカメラを文書に向けるだけで翻訳が可能になります(ちなみにデータ接続は必要ありません)。
 
翻訳技術はモバイルに非常に適していますが、その理由は、人々が出先で直面する状況に対応するものだからです。たとえば外国のレストランバス停留所にいる場合、普通はコンピュータにアクセスすることができません。翻訳アプリを用いればスペイン語のメニューすぐに理解したり、中国人のバス運転手に行先を告げたりすることができます。
 
オンラインの言語学習( language learning )業界の進出も忘れてはいけません。アップル社は2013年の最適アプリとして Duolingoを認定しました。 Duolingoでは、画像やスマートフォン用マオクロホン(microphone)、ビデオクリップ(video clips )などを用いて言語を学習することができます。
 
Duolingoは無料のウエブ翻訳サービスも提供しています。
 
Lingua.ly、 VerblingとBabbelも、言語学習への革新的なアプローチ法を開発し、さらに日本の通信会社NTT Docomoは、外国語の文書を読み取り自動翻訳を行うGoogle Glassに取り組んでいます。
 
言葉を翻訳することは、数千年にわたって必要とされてきました。今でも、私たちはこのニーズに対応するための革新的な方法を模索しています。
 
Translate.com は2013年11月にEmerge Mediaにより買収されました。