CNNがイラン大統領Rouhaniの発言内容を(わざと)誤訳!? Wall Street Journalが対CNNで参戦

半官半民(semi-official)のイラン報道機関『Fars』は、CNNがChristiane Amanpourによるイラン大統領Hassan Rouhaniへのインタビューを誤訳したと主張しています。 その後、Wall Street Journalのご意見部門が割り込んでFarsを支持しました。 「Rouhani氏のコメントを独自に翻訳した結果、CNNに非があることがわかりました」とFars所属のジャーナリストは指摘しています。 ホロコーストを容認するのかどうかというAmanpour氏の質問に対して、Rouhani氏が返答した内容の翻訳が問題となっています。CNNはその後、インタビュー全体の記録内容( comprehensive transcript)を公開しました。 「私は自分が歴史学者でないと以前から言っているでしょう。ホロコーストの特徴については歴史学者が判断することです。もちろん、歴史上で発生した人類に対する犯罪、つまりユダヤ人に対するナチの犯罪行為などは、絶対に許されないことです。ユダヤ人に対するいかなる犯罪も、我々は非難します。人の命を奪うことは卑劣な行為です。ユダヤ人の命やキリスト教徒またはイスラム教徒であるかどうかは全く関係ありません。我々にとっては全ての命が尊いのです。我々の宗教では人の命を奪うことを拒絶していますが、例えば、ナチに迫害されたグループが別のグループの土地を強奪して占領するということを許容しているわけではありません。このような行為は非難されなければなりません。公平に話し合うことが重要です。」 Farsはこの部分の翻訳が完全に誤っているとし、Rouhani大統領の実際の返答内容と全く違うと主張しています。 Wall Street Journalは、実際には「ホロコースト」ではなく「歴史的事件」と述べていたと結論付けました。 Erik Wemple Blog が昨日指摘したように、Farsの主張に対してCNNは上品な弁明で対応しました。 そして今ではWall Street Journal が口を挟んでいるため、CNNはかなりご立腹のようです。
 

Lotus Valve System:大動脈弁逆流(閉鎖不全症)を最小限に抑える弁装置

Boston Scientific Corporation は、経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR;transcatheter aortic valve replacement )で用いるLotus Valve SystemのCEマークを取得しました。今回の承認により、重度の大動脈弁狭窄症に対する新しい治療法が生まれます。
Lotus Valve System は、外科医への訓練が済み次第、欧州の大きな病院ですぐに利用できるようになります。
Lotus Valve System は、移植中の管理や処置を向上させるものであり、医師の弁再置換および回収能を維持しながら、最終ポイントで評価できる唯一の大動脈弁装置です。また、死亡の第一原因である大動脈弁逆流(閉鎖不全症[aortic regurgitation ])を最低限に抑えるために、独自の AdaptiveSeal<img src="/images_e/e/F06A.gif" alt="トレードマーク(TM)" width="15" height="15" border="0" /> 技術を導入しています。
「 Lotus Valve を正確に置換し、必要であれば弁を再置換または回収できるので、オペレーターは処置を容易に進めることができます」と、REPRISE II 臨床試験の責任医師(principal investigator )Ian Meredithは話しています。「REPRISE IIで確認したように、大動脈弁逆流の消失は Lotus Valve 技術独特の特徴であり、これが重度の症候性大動脈弁狭窄症(symptomatic aortic stenosis)」の経皮治療技術を大きく進展させることになります」
9月にPCR London Valves course で公表されたデータは、Lotus Valve Systemが60名の患者群で主要エンドポイントに達し、重度の弁傍の逆流(paravalvular regurgitation)をもたらさずに60名全員に移植されたことを示しています。移植後6ヵ月時では患者の76.1%で逆流生じていませんでした。
ロッテルダムのErasmus医療センターに所属するNicolas M. Van Mieghemは次のように述べています。「 REPRISE II 臨床試験結果はLotus Valve Systemの有望さを示すものです。 Lotus ValveはTAVRの新治療法をもたらすだけでなく、弁逆流を最低限に抑えることにより臨床アウトカムを改善させる可能性があります」
 

ツイッターがアラビア語を対象に新翻訳ツールのテストを開始

ツイッターが昨日、エジプトの著名人によるソーシャル・メディアのプラットフォーム利用をサポートするために新翻訳ツールのテストを開始しました。
 
マイクロソフトのBing検索エンジンによる新サービスは、ツイートを自動翻訳するものであり、反政府軍指導者Mohammed ElBaradeiや「アラブの春」の革命家Wael Ghonim、権力の座を追われたMohammed Morsiのアカウントに適用されました。
 
「ツイートのテキスト翻訳の実験の一環として、エジプトで最もフォローされるアカウントの一部を翻訳可能にした」とツイッターは述べています。
 
オンライン翻訳は特に新しいものではありませんが、ツイッターのプラットフォーム内のコンテンツを自動的に翻訳することは、国の崩壊をもたらす摩擦を劇的に減らすことができます。
 
この動きは、中東の政情不安におけるツイッターの遍在的存在を強化する狙いもあるようです。
 
ツイッターは世界中でその利用者を爆発的に増加させていますが、アクセスへのプロセスをより簡単にするために、解任劇なので注目されるエジプトを対象に、同国で有名なアカウントのツイートを、英語をはじめ様々な言語に翻訳するプロジェクトを開始したのです。
 
ツイートのコンテンツを翻訳するプロジェクトの一環として、世界中の注目を集めているエジプトのアカウントを翻訳可能にしました。これにより、国家間における一般国民レベルの相互理解が深まるかもしれません。このようなサービスは日中関係修復にも貢献できると思います。
 
政変に関与する有力者のほとんどはアラビア語でツイートするため、同語を読めない人にとっては情報を知ることが困難でした。実際に、政府に対してモルシ氏が公表した抗議のツイートはアラビア語でした。
 
このプロジェクトはツイートの総合的かつ継続的な翻訳を実現するためのものです。ツイッターはすでに特定のユーザーに対してBingの翻訳機能サービスの提供を開始しています。
 

Translate.comが75言語対応のスマホ用翻訳アプリを発売

κοτόπουλο は何を意味するのか? xe buýtはいったい何なのか?
 
翻訳会社Translate.comの最新の携帯アプリを使えば簡単に知ることができます。
同社は本日、 iOS および Android アプリを発売しました。これを用いれば、文書や音声、画像などを75の異なる言語間で翻訳できます。
 
「我々の目標は、みんなのプライベート翻訳者になり、今までは不可能であった会話を促進させることです。我々は翻訳のWazeのようなものであり、ユーザーはそれが大きな変化をもたらした場合にはコミュニティにワンタッチで入れますが、それでも自分自身でAからBへの変換を行うことができます」と、CEOの Anthos Chrysanthouは話します。
 
Translate.com は翻訳に対してクラウドソースのアプローチ法をとっています。その技術は言葉を翻訳しますが、訳文の正確性を確保するために、200万の登録メンバーから成るコミュニティを利用します。ユーザーはコミュニティから質の良い翻訳を引き出せる一方、ヘルプ機能でポイントやバッジを得ることができます。
 
Chrysanthouは「機械とソーシャル翻訳をブレンドし、ユーザーが両方の世界のベネフィットを得られるようにしたい」と述べています。
 
「最も正確な翻訳を提供することで世界へのチャンネルを創出していきます。競合他社が扱うような機械に頼らず、対象言語を毎日話している人々という最適なソースから訳文を獲得します」と彼は話します。
 
翻訳アプリはとくに新しいものではありません。Google Translateはその開始から数年が経っており、 App Store はiTranslate やiHandyなどのオプションでいっぱいです。
 
しかし、この技術はその精密性を年々高めています。音声および視覚認識における進展は、携帯電話に話しかけたり不明な用語の画像を送ったりすることで言葉や文章を翻訳するという方法をさらに強化しました。
 
Waygoのモバイルアプリではスマートフォンのカメラを文書に向けるだけで翻訳が可能になります(ちなみにデータ接続は必要ありません)。
 
翻訳技術はモバイルに非常に適していますが、その理由は、人々が出先で直面する状況に対応するものだからです。たとえば外国のレストランバス停留所にいる場合、普通はコンピュータにアクセスすることができません。翻訳アプリを用いればスペイン語のメニューすぐに理解したり、中国人のバス運転手に行先を告げたりすることができます。
 
オンラインの言語学習( language learning )業界の進出も忘れてはいけません。アップル社は2013年の最適アプリとして Duolingoを認定しました。 Duolingoでは、画像やスマートフォン用マオクロホン(microphone)、ビデオクリップ(video clips )などを用いて言語を学習することができます。
 
Duolingoは無料のウエブ翻訳サービスも提供しています。
 
Lingua.ly、 VerblingとBabbelも、言語学習への革新的なアプローチ法を開発し、さらに日本の通信会社NTT Docomoは、外国語の文書を読み取り自動翻訳を行うGoogle Glassに取り組んでいます。
 
言葉を翻訳することは、数千年にわたって必要とされてきました。今でも、私たちはこのニーズに対応するための革新的な方法を模索しています。
 
Translate.com は2013年11月にEmerge Mediaにより買収されました。
 

SDL社がCapax社と連携し、自動翻訳機能搭載の『Sonic Extractor』を発売

Sonic Extractorは地方マーケティングをサポートするものです。Customer Experience Management(顧客経験マネジメント)のリーダーであるCostSDL(LSE: SDL)と、携帯電話システム統合(mobile systems integration)のリーダーであるCapax Globalは本日、音声から文書への自動翻訳を行うSDL駆動のデジタル信号処理( digital signal processing :DSP)機器『Sonic Extractor』を発売しました。Sonic Extractorではマーケット主導の翻訳を今までよりも広範囲に行うことができます。
多国籍企業はマルチメディア・コンテンツの量を急激に増加させているため、このコンテンツを今までよりも多くの言語に翻訳する必要性が非常に高まっています。SDLが顧客から依頼を受ける翻訳言語の数は、過去5年間で115%増加しました。この傾向は、マルチメディアおよび音声コンテンツ( audio content )を顧客が好む言語に翻訳する技術の需要が高まっていることを示しています。
Capax Global社のSonic Extractorは、録音内容やライブ映像をリアルタイムで複数の言語に文字変換します。 SDL独自の機械翻訳技術を導入したことにより、複合媒体コンテンツを90%の精度で即時翻訳できるようになりました。
「このパートナーシップには非常に満足しています。SDLの翻訳技術を組み込むことで、最新のSonic Extractorは市場を劇的に広げ、多くの消費者を対象に正確な翻訳を素早く提供できるようになりました」と、Capax GlobalのCEOであるJohn Baioccoは述べ、さらに次のように続けています。「我々は高品質かつ高速の翻訳ソリューション(high-quality and fast translation solution )を追求しています」
「今ではすべての市場において、顧客は自分たちの母語でビジネスを行うことを望んでいます。地域に密着したサービスを提供することの重要性が高まっています。我々はCapax社との連携により、複合媒体コンテンツの翻訳とローカリゼーションを低コストかつ短時間で行えるようになりました。Capax社にはとても感謝しています。Sonic Extractorは、顧客に最高品質のサービスを提供しようというSDLの思いが形になったものであり、我々の翻訳技術力を証明するものなのです」とSDLのCEOである Mark Lancasterは述べています。
 

ヴォルタース・クローワー社の医療情報検索システム

医療従事者および医学生関連情報の世界的大手供給業者であるヴォルタース・クローワー(Wolters Kluwer Health)は、UpToDate®の一連の現地語検索およびナビゲーション機能を搭載した、エビデンスに基づく臨床決定の支援ソース「Search in Your Own Language」(母国語で検索)の発売を発表しました。
 
 
UpToDateに基づくSearch in Your Own Languageは(既存の英語および日本語検索機能に加えて)簡体字および繁体字中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、およびスペイン語の検索用語を対象とした特許出願中の最先端翻訳システムを利用することで、医療情報と検索効率を向上させます。さらに、UpToDateのオートコンプリート機能は臨床医の母国語の言葉や言い回しを予測します。
 
 
使いやすさを改善するため、UpToDateナビゲーションはユーザーの現地語用にカスタマイズすることが可能です。
 
 
患者ケアの質を改善させる上では医師と患者のコミュニケーションが重要になります。Search in Your Own Languageの発売によって、医師は患者の質問に対する最善の答えを迅速に導き出せるようになります。
UpToDateはエビデンスに基づく医学知識システムであり、医師が治療計画を立てる際に利用しています。
 
 
UpToDateに関わる5100人以上に及ぶ世界的に有名な医師(著者)や編集者および専門家は、患者ケアを改善させる最新情報を収集してエビデンスに基づく推奨へと発展させる上で、厳格な編集方法を用いています。158ヵ国で70万人の医師、米国では大学病院の90%がUpToDateを利用しており、さらに数多くの研究調査によって、UpToDateは幅広い支持を受け、患者ケアと病院実績を向上(入院期間短縮や合併症減少、死亡率低下など)させていることが明らかとなっています。
 
 
UpToDateはインフォメーション、ビジネス・インテリジェンス、医療業界のポイント・オブ・ケアの世界的大手プロバイダーであるヴォルタース・クローワー社製であり、世界中の医業関係者が一致団結して作り上げた素晴らしいツールです。
 

スポーツでは才能が82%、練習が18%

スポーツでは練習するほど技能が向上するのか?最新の研究によれば答えはNoです。アスリートのパフォーマンスにおいて、トレーニングはその18%にしか影響していません。
 
 
アスリート間におけるパフォーマンスの差異の18%のみが、トレーニングによるものである
 
 
一流のアスリートほどこの影響は小さくなります。
 
 
また、一流のアスリートは、能力の低いアスリートよりも早い年齢でスポートを始めるという傾向はなく、それどころか、同じ年齢か、あるいはより遅くに始めることが多いことが確認されました。
 
 
ケースウエスタンリザーブ大学のMacnamara氏らは、スポーツの成績と練習時間が比例するという一般論を調査しました。
 
 
「一流のアスリートにとって練習は、高水準の技能を得る上で必要不可欠であるが、特定のレベルに達した後は練習量の多寡が反映されなくなる」とMacnamara氏は話します。
 
 
練習量とパフォーマンスの関連性を調査したこの研究結果は、ジャーナル誌『Perspectives on Psychological Science』に掲載されています。
 
 
残りの82%は他の要因によることがわかりました。
 
 
その要因は次のとおりです。
 
-筋肉や血液への酸素供給量に関連する遺伝的要因
 
-自信や不安などの精神的要因
 
-知能と作業記憶working memory
 
 
「複数の要因に着目したが、特定の人のパフォーマンスを100%予測することはできていない。これはスポーツに限られたことではない。しかし、我々は今後も改善していく。」とMacnamara氏は話します。
 
 
今回の研究結果は、“10,000時間練習すれば誰でも一流のアスリートになれる”という考えを否定するものです。
 
 
1990年代に行われた研究により、この“10,000時間ルール”はスポーツ界で有名になりました。これを反証する他の研究結果が過去に発表されましたが、この考えは多くの人々により支持されてきました。
 
 
この1万時間ルールのコンセプトは、ハードワークと献身を理想とする米国社会ですぐに受け入れられましたが、スポーツだけでなく他のあらゆる技能でも本質的な差異をもたらしません。
 
 
ハイレベルに達したアスリートは、能力の低いアスリートよりも早くにスポーツを始めていないことが、今回の研究で確認されました。
 
 
そのため、遅い年齢でスポーツを始めることにメリットがあるのかもしれません。身体的に成熟した人はスポーツの基本とケガのリスクをすぐに理解できるという可能性があります。
 
 
1万時間ルールを信じている人は、子供が何のスポーツを好むのかさえわからない早い段階で特定のスポーツを教え込むため、燃え尽き症候群を引き起こす原因となります。