翻訳ソフトウエア開発の『Translate Your World』と、テキスト読み上げ機能技術の『ReadSpeaker』が提携
音声をリアルタイムで他の言語に変換する翻訳ソフトウエアの開発会社『Translate Your World』と、テキストの読み上げ機能(text-to-speech)技術で最先端を行く『ReadSpeaker』が本日、23言語をリアルタイムで変換する、ビジネス用の世界的な音声翻訳システムの開発で提携することを発表しました。
今までにコミュニケーションがなかった言語間につながりをもたらす技術として期待されています。今回の提携により、ビジネス用音声翻訳ソフトウエアが世界で始めて誕生します。今後2年間のうちにこの技術は当たり前のものになるかもしれません。私にとって死活問題になるかもしれませんね。
次世代型の除細動器『X4 Quadripolar CRT-D System』
Boston Scientific Corporation (NYSE: BSX)が、AUTOGEN X4、 DYNAGEN X4、およびINOGEN X4心臓再同期療法除細動器(cardiac resynchronization therapy defibrillators [CRT-Ds])、ACUITY X4四極子LVリード、ACUITY PROリード供給システムなど、四極子 CRT-DシステムのX4ラインのCEマーク承認を獲得しました。心不全や突然の心停止( sudden cardiac arrest )を治療する同社の最新装置は、最先端の患者ケア用にデザインされており、インプラントの精度を向上させます。 慢性かつ進行性の疾患である心不全では、心筋が十分な血液を送り出せなくなるため、体への血液と酸素の供給量が減少します。突然の心停止(SCA)は、心機能の低下による突然死をもたらします。SCAは欧州で最も多い死亡原因の一つであり、年間35万人がこれにより命を落としています。 AUTOGEN X4 CRT-Dの最初のインプラントは、 Brescia大学電気生理学( Electrophysiology)部のAntonio Curnis教授により実施されました。 「 ACUITY X4リードのユニークなデザインにより、リードの高い安定性とバッテリーの低消費(battery consumption)を保ちながら、横隔神経(phrenic nerve)刺激を避けることが可能になりました。CRT患者にとってこれは非常に重要なことです。」とCurnis教授は話します。「17種類のページング・ベクター(pacingvector)のなかから選べることから、リードのマイクロレベルの損傷に対処し、追加手順なしでペーシング閾値(pacing threshold)を最適化できるようになりました。これにより、患者に対するリスクを劇的に減らすことができます。Boston Scientificの素晴らしいバッテリー技術を用いることで、患者のQOLを長期にわたって大きく向上させるCRT-Dシステムが実現しました」 心不全は主な心血管障害であるため、CRT-Dは患者の命を救って、生活の質を向上させることができるでしょう。革新的な四極子CRT-DシステムのCEマーク取得は、心不全と突然の心停止のリスク下にある患者の治療における大きな転換点となるでしょう。 X4 quadripolar CRT-D system は米国ではまだ治験用医療機器(investigational device)の段階であり、販売は認められていません。
NovoPen Echo®(インスリン注入器)のFDA認可を獲得。ノボノルディスク(Novo Nordisk)社
子供の患者で特に重要になるHalf-unit増量の微調整が可能になります。さらに、子供向けに外観をカスタマイズすることもできます。
自分の子供が外でちゃんと注射できているかどうか、という親御さんの心配を和らげることにもつながるでしょう
コーヒーが目の疲れに効く
サイクリングの影響を感じるのは足だけではありません。最新の研究によれば、眼精疲労ももたらすとのこと。しかし、自転車に乗るのがよくないというわけではありません。この研究では、コーヒーを飲めばそのような疲れを防げる可能性が明らかとなりました。
研究者が言うには、コーヒーを飲めば、激しい運動をしても眼球の動きがあまり遅くならないそうです。
この試験を行った研究者らの説明によると、激しい運動は中枢神経系の機能を低下させ、いわゆる中枢疲労central fatigueをもたらします。
例えば長時間にわたって自転車をこいでいると中枢疲労を引き起こし、これは主に足の疲れという形で自覚されます。
中枢疲労が足の動きに影響をおよぼすことはよく知られていますが、眼球運動などの他の運動系に影響するかどうかは明らかとなっていません。
研究チームは、十分に訓練された11名のサイクリストを対象に調査を行いました。
参加者のうち複数名には、3時間のサイクリング中にカフェインを摂取してもらいました。その量はコーヒー2杯に相当します。そして残りの参加者には、カフェインを抜かれた飲料が与えられました。
参加者がサイクリングを終えたあと、研究者が視標追跡システムを用いて彼らの目の動きをチェックしました(Once participants had finished cycling, the researchers tested their eye movement using a eye-tracking system)。
眼球運動はカフェインの摂取により回復していた。
激しい運動は神経伝達物質のアンバランスをもたらし、被験者の眼球運動を遅くすることが確認されました。
"新しい情報を得るために私達の目は素早く動かなければならないため、今回の結果は重要である(These results are important because our eyes must move quickly to capture new information),"と彼は言います。"カフェインを摂取すれば視覚障害を防げる可能性がある(this visual impairment can be prevented by consuming caffeine)。"
Northera(droxidopa)にFDA承認:起立性低血圧の治療薬
起立性低血圧の症状はめまい、意識朦朧(lightheadedness)、かすみ目(blurred vision)、倦怠感、起立時の失神などです。
「起立性低血圧の人々では歩行や起立などの日常的な運動をする能力が極度に制限されています。同疾患の治療オプションには限りがあるので、我々は安全かつ効果的な治療法の確立に努めています」と、FDAの評価研究センター(Center for Drug Evaluation and Research)の Norman Stockbridgeは述べています。
Northeraは(患者が)仰向けになっている時に血圧上昇(仰臥位高血圧;supine hypertension)をもたらすことがあるため、そのリスクを医療従事者や患者に知らせるための枠付きの警告文を掲載します。ちなみに仰臥位高血圧は原発性自律神経障害(primary autonomic failure)の患者に影響を及ぼす一般的な疾患であり、ときに発作をもたらします。この患者は睡眠時に頭と上半身を少し高くしておかなければなりません。治療前と治療中に仰向け時の血圧(Supine blood pressure)をモニターする必要があり、投与量を増加させる際にはモニターの回数も増やす必要があります。
Northera投与群で確認された一般的な副作用は頭痛、目まい、吐き気、高血圧、倦怠感です。
NortheraはChelsea Therapeuticsにより製造されます。
HARMONIC ACEレジスタードマーク+ 7 : 7mmの血管を閉鎖できる初の超音波装置
EthiconはAdvanced Hemostasis Breakthrough技術導入のHARMONIC ACE+ 7 Shears で510(k)クリアランスを取得しました。これはHARMONICの正確性と多機能性(multi-functionality)を維持しながら超音波エネルギーで血管を閉鎖するためのものです。
Ethicon Endo-Surgeryは本日、超音波エネルギーの境界を改善することにより、 HARMONIC ACE+ 7 Shears with Advanced Hemostasis (HARMONIC ACE +7) のFDA510(k) clearance を取得したと発表しました。 HARMONIC ACE+ 7は、7mm以下の血管を閉鎖する初の超音波手術器であり、 HARMONICの正確性と多機能性を維持しながら使用可能です。
HARMONIC ACE+ 7はHARMONIC技術の進化を示しています。同機器は独自のAdaptive Tissue Technologyを活用しているため、変化する組織状態を感知して適応し、エネルギーを供給して正確性の向上を達成します。
テキサス州ヒューストンのColorectal Surgical Associatesに所属する腹腔鏡結腸手術医Bartley Pickronは次のように述べています。 「HARMONICを使うと正確に切開できるようになります。しかし、大きな血管を閉鎖する場合にはバイポーラエネルギー装置を使います。 HARMONIC ACE+ 7では7mmの血管を閉鎖できるので、腹腔鏡手術では最適なツールです。今までは組織切開でHARMONIC ACEを使用し、大きな血管茎(vascular pedicle)の閉鎖でステープラーやクリップを用いていました。 HARMONIC ACE+7では術中の器具交換を必要としないので手術の効率性がアップします。さらに、複数の手術器具を使用しなくて済むことから、コスト削減にもつながります」
HARMONIC ACE+ 7は、経腸直腸科(Colorectal)、肥満治療科(Bariatric)、婦人科(Gynecology)、胸部外科(Thoracic)や泌尿器科(Urology)などの多くの手術で使用できるよう設計されているため、これを用いた執刀医はさまざまな処置を高い正確性でこなせるようになります。HARMONIC ACE+ 7は、切開やモビリゼーション、大きな血管の閉鎖を必要とする場合に最適です。
Ethicon社Energy Global Strategic Marketing部の Tom O’Brienは、「 最近のENSEAL G2 Articulating組織シーラー導入と、HARMONIC ACE+ 7の(k) clearanceは、各患者のニーズを満たすために医師が最善を尽くせるようにするため、さらに手術アウトカムを改善させるために、意義のある革新的な方法を開発しようという我々の努力の成果です。」と話しています。
Vizamyl(Flutemetamol 18F):陽電子断層撮影で用いる検査用放射性薬剤
試験結果により、Vizamyl は脳内βアミロイドを正確に検出することがわかりました。また、スキャンは再現可能であり、その読み取りも正確に行えることが確認されました。また、Vizamylの安全性は被験者761名で確定されました。
Vizamyl関連の安全性リスクは、過敏反応( hypersensitivity reactions )や診断画像の誤った解釈、放射線被ばく(radiation exposure)などです。主な副作用は顔面紅潮、頭痛、血圧上昇、吐き気、目まいなどです。